EXOSOME ANALYSIS METHODS
粒子・表面・中身から、
細胞の情報を読み解く。
分離からデータ統合まで、各方法で見えることと、その限界を整理します。
エクソソームをどう分離するか
サイズ排除クロマトグラフィー、遠心、密度勾配、免疫捕捉などを目的に合わせて選びます。回収量と純度にはトレードオフがあり、共分離するタンパク質やリポタンパク質の評価が必要です。
粒子数・サイズをどう測るか
NTAや抵抗パルスセンシング、高感度フローサイトメトリーなどを組み合わせます。測定範囲と検出限界は装置によって異なり、検出した粒子すべてがEVとは限りません。
表面マーカーを見る方法
免疫測定やフローサイトメトリーなどでCD9・CD63・CD81等を調べます。これらはエクソソームだけに特異的なマーカーではなく、単独でその由来を確定できません。
内包miRNA・タンパク質を調べる方法
RNAはqPCRやシーケンス、タンパク質は免疫測定や質量分析などで調べます。EV内部にある成分と、表面に結合・共分離した成分を区別する検証が重要です。
由来細胞をどう推定するか
細胞種に関連する分子の組み合わせと参照データを使って推定します。マーカーの共有や発現変動があるため、一つの分子だけで組織由来を断定しません。
複数データをどう統合するか
粒子数、表面分子、RNA、タンパク質などを統合し、疾患や経時変化との関連を調べます。採取・保存条件、交絡、独立集団での検証も確認します。
解析方法によって何が見えるか
異なる手法は異なる集団や特徴を捉えます。複数の方法で補完し、研究上の関連と診断性能・臨床的有用性の検証を区別して解釈します。
