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EXOSOME KNOWLEDGE

エクソソームの品質

由来、元になる細胞、培養方法、分析項目を確認します。

QUICK ANSWER

このページの要点

03 / QUALITY

エクソソームは
『何から・どう作られたか』
でも違う

エクソソーム自体は細胞ではありません。
でも、どの細胞から作られたのかは重要です。

まずは由来を確認します

骨髄由来
造血や免疫に関わる多様な因子を含むことが期待されます。
脂肪由来
再生や抗炎症に関わる因子が多く含まれる傾向があります。
歯髄由来
再生・修復に関わる因子が含まれ、組織修復への関与が期待されます。
臍帯由来
若い細胞由来とされ、多様な生理活性因子を含むことが知られています。
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02 / ANALYZE

良い働きだけではなく、
注意して見るべき働きも評価する

IPA解析では、望ましい方向の働きだけでなく、注意して見るべき生物学的な働きとの関連も確認します。

良い方向に働く
可能性のある経路(例)

  • 炎症を抑える経路
  • 組織修復・再生に関わる経路
  • 免疫バランスを整える経路
  • 神経保護に関わる経路

注意して評価する
経路(例)

  • 炎症を促進する経路
  • 線維化に関わる経路
  • 異常な血管新生に関わる経路
  • 腫瘍の増殖や転移に関わる経路
  • 免疫を過剰に活性化する経路
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元になる細胞の
状態も確認します

同じ由来でも、元になる細胞の状態が違えば、エクソソームの特徴も同じとは限りません。

若い状態であるか

若い状態で管理されている細胞かを確認します。

健康状態に問題がないか

健康状態に関する基準を満たしているかを確認します。

感染症リスクが確認されているか

感染症に関する確認が行われているかを見ます。

既往歴などの基準を満たしているか

あらかじめ定めた基準を満たしているかを確認します。

細胞を何回増やしたか

33継代以内

細胞は培養・分裂を繰り返すことで、細胞老化や遺伝子発現、分泌する成分などが変化する可能性があります。

私たちは、3継代以内という基準で管理された細胞を選択しています。

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どんな環境で
育てたか

細胞をどのような環境で育てるかも、エクソソームの特徴を考えるうえで重要です。

2D培養
細胞を平らな培養面の上で育てる方法。
3D培養
細胞が立体的に集まる
細胞同士が多方向に関わる
生体内に近い環境

大切なのは『条件』より『結果』

粒子数

CD9・CD63等

粒径分布

miRNA構成

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04 / TREATMENT

中身を調べていないと、
「何が入っているか分からない」
だけではありません。

エクソソームの中には、炎症、免疫、血管形成、線維化、細胞増殖、腫瘍関連など、さまざまな働きに関係するmiRNAが含まれる可能性があります。

炎症
免疫
血管形成
線維化
細胞増殖
腫瘍関連
エクソソーム

そのため、miRNA解析やIPA解析を行っていなければ、望ましい働きとの関連だけでなく、注意して見るべき生物学的な関連が含まれていないかも評価できません。

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当院採用製剤の品質カルテ

確認している項目を、ひと目で

提供資料に掲載された製剤の情報です。「当院」「私たち」は資料作成元を指します。

粒子数

1兆3100億個

1mLあたりの粒子数(平均値)。資料ではエクソソーム含有数として掲載。

CD9 / CD63

CD9CD63

関連マーカーを確認

微細片や凝集物などを除外して評価するため、CD9・CD63を確認済み。

粒径分布

平均粒径 156.6 nm

粒子の大きさ・状態を確認。

miRNA解析

上位100のmiRNAを確認

主なmiRNAの構成やバランスを確認し、安全性・有用性を評価。

IPA解析

体の働きとの関連を解析

疾患・機能との関連性を包括的に評価。

感染性・安全性

細菌・真菌・ウイルス・マイコプラズマを確認

細菌、真菌、B型肝炎DNA、C型肝炎RNA、HIV DNA、ヘルペスDNA、CMV DNA、マイコプラズマDNA。すべて検出されず(陰性)。

3継代以内

必要以上に増やさない管理

品質を保つため3継代以内で製造。

3D培養

立体的な培養環境で作製

細胞にやさしい環境で高品質なエクソソームを抽出。

元になる細胞の管理

細胞の状態・感染症リスクなどを確認

骨髄由来の多能性間葉系間質細胞(ヒト由来)を使用。

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なぜ、この
製剤を選んだのか

「由来」ではなく、確認できた事実を総合して選びました。

エクソソームには、骨髄・脂肪・歯髄・臍帯など、さまざまな由来があります。私たちは、「骨髄由来だから良い」と考えているわけではありません。複数の製剤を検討し、次の考え方で現在の製剤を選びました。

骨髄由来を選んだ理由

研究の蓄積が長く、元になる細胞から完成した製剤まで、私たちが確認したい情報を追うことができた。

脂肪由来を選ばなかった理由

脂肪由来そのものを否定しているわけではありません。検討した製剤では、元になる細胞の状態や背景について、私たちが求める範囲まで確認できないものがありました。

歯髄由来を現時点で選ばなかった理由

歯髄由来にも有望な研究があります。一方で、検討した製剤には継代を重ねた細胞を使用するものもあり、長期培養による細胞の変化や安全性について、現時点では採用判断に十分な情報がないと考えました。

私たちの判断基準

研究蓄積

元になる細胞をどこまで確認できるか

製造条件をどこまで把握できるか

完成した製剤をどこまで分析できているか

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