がん検査は、
見ている段階が違う。
どれが良い・悪いではなく、
何を見ている検査なのかが違います。
見ている変化と検査タイプの役割
検査が着目する変化を整理した概念図です。検出順序・早期発見性能・臨床病期の区分を示すものではありません。
5つの見ている段階
01免疫・体内環境
の変化

微小ながん細胞と
免疫が反応する段階
02分子レベルの変化

miRNA・DNA・EV
などの変化
03体液中のシグナル

血液・尿などに
現れる変化
04形として見える
段階

画像で大きさ・
位置が分かる
05固形がんとして
確認

病理で確定へ
01免疫・体内環境の変化02分子レベルの変化03体液中のシグナル04形として見える段階05固形がんとして確認
より早い段階
(まだ見えない変化)
がんの進行
目に見えるがんへ
(大きくなる・診断がつく)
検査タイプごとの役割
01
免疫と微少なガンの
シグナルを見る検査
免疫応答・炎症・
体内環境の変化など
02
尿中miRNAを
見る検査
手軽に採取しやすい
03
血液中のガン細胞を
見る検査
腫瘍マーカーなど
04
画像で形や位置を
見る検査
CT・MRI・PET・
内視鏡
05
病理検査
組織・細胞で確定

同じ「がん検査」でも、見ているものと役割は同じではありません。
それぞれの検査の特徴を理解し、目的に応じて選ぶことが大切です。
図の読み方・参考資料・医学レビュー状態 +
非公開レビュー用/医学監修未承認。原稿更新日:2026年9月19日。医師レビュー日は未設定です。
- 免疫・体内環境の変化は、がん以外の状態でも起こります。微小ながんが必ず検出できるという意味ではありません。
- 分子情報は尿や血液などで測定されるため、上段の分類は重なります。尿中miRNAが血液検査や画像検査より先に検出できることを示す図ではありません。
- 採取のしやすさと検査精度は別の情報です。研究段階の方法も含まれ、各検査の対象・目的・臨床的な検証状況を確認する必要があります。
- 画像や内視鏡は早期のがんにも使われます。病理検査は進行したがんだけに行うものではなく、診断を確認する役割があります。
- 新しい検査の結果だけでがんの有無を確定したり、推奨される検診や必要な診察を置き換えたりすることはできません。
- NCI:Tests and Procedures Used to Diagnose Cancer — 血液・尿、画像、組織などを使う診断の考え方。
- NCI:Tumor Markers — がん以外での変化や、検診利用の限界。
- NCI:Questions and Answers about Multi-Cancer Detection Tests — シグナルの検出と確定診断の違い。
これらの資料は本図の5段階の時系列や、尿中miRNAの早期発見性能を実証するものではありません。図の分類・対応関係は公開前に医学監修で確認が必要です。